透徹の空

日々のよしない事を気ままに綴っております。

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円高・円安という言葉に惑わされる

若い頃は経済に何一つ興味が無くて、本当に為替相場になんてものは興味すら抱かなかった。円高と聞けば「円が高のね、あっそう。でも110円が108円になったから安くなってるんじゃない?」という感じ。大人になるにつれてこれではいかん!とキチンと覚えましたが、子供たちが同じ道を歩もうとしている状況です。
そもそも言葉の作りが良くない。1ドル110円が1ドル108円に下がったからドル安な訳で、素直に「ドル安」で良いんじゃ無いかと思う。何故に対比の円でわざわざ「円高」と表現せねばならないのか。敢えての混乱を狙っているとしか思えない、とかつての経済オンチは思うわけです。

身近な物で考えてみる

果物のリンゴを買う場合で考えてみます。リンゴが110円だったものが、翌日には108円になっていました。2円安くなっています。まさにリンゴ安です。リンゴが安かったよ!とは言うけれどリンゴに対して円が高くなったよ!とは決して言いません。(そもそも比較すべきものでもないのは重々分かっておりますが)

「ドル安円高」と聞くとパッとイメージがつきやすい。

初めて「円高ドル安」で考えるのではないですよ「ドル安円高」とドルを先に置いて考えるんですよ、と教えを受けたときには目からウロコ過ぎて感動しました。
これ程単純な発送の逆転で見違えるほどの理解を得たわけです。
同じ表現でも「円高ドル安」と言われることの方が多いです。これは思考を逆にしているので、直感的ではありません。「円が高くなったからドルが安くなった」と考えるよりは、「ドルが安くなったから、円が高くなった」と考える方がシンプルです。シンプルだと個人的には思うのですが・・・。現にそれで理解しましたし。

小さいお子さんが「円高ドル安(または円安ドル高)」という言葉に悩んでいる際は、そっと逆転の発想を教えてみてください。簡単ですが効果有りです。